35'S DAYS JAPOBOLIVIANA

青年海外協力隊生活@ボリビアで得たこと、帰国後の日本での生活・仕事ぶり、子育てのことなどについて気ままに書き綴ります!!

#046 青年海外協力隊:いざボリビアへ&高山病

さてさて今日はいよいよ、青年海外協力隊へ出発の話。同じ国に同じタイミングで派遣される仲間と一緒の飛行機で旅立ちます。直前まで行われる派遣前訓練から行動を共にしている顔なじみのメンバーなので安心です。JICAがフライトを押さえてくれ、また現地のJICAスタッフが空港まで迎えに来てくれるのでここも無駄な心配は無用。本人たちは体のコンディションと自分の荷物をしっかり整えていればOKです。私の場合は同じタイミングにボリビアに派遣された青年海外協力隊が12人(多い!)に加え、シニアボランティアとその奥様の2人が一緒でした。またJALのご厚意か何かで出発前にはラウンジを使わせてもらえました。その先に途上国で諸々の苦労をすることを考えるとありがたい最後の贅沢と思いつつ、普段使い慣れない環境にそわそわした記憶があります。

 

 

英語話せなくなってる?!

日本を起点にして、地球の真裏に位置する南米ボリビア。正直遠かったです笑。直行便はもちろんないです。成田⇒シカゴ⇒マイアミ⇒ラパスという旅程で、トータル32時間の旅でした。途中のハプニングとしては、経由地ががアメリカで英語が全然話せなかった、ということ。私はもともと外国語が好きで、英語もそこそも話していたのですが、なんと派遣前訓練でスペイン語習得に集中した結果、ほとんど自由に話せなくなっていて本当に驚きました。いまでこそ、英語とスペイン語の話分けはほぼ出来るようにまでなりましたが、当時の私の外国語脳には無理でした。相手が言っていることは分かるのですが、私の口から出てくるのはスペイン語でした…幸いアメリカにはスペイン語を話す人も沢山いるので、困りはしなかったですが、とにかく驚いたことを覚えています。

 

 

ラパス着陸30分前

ラパスのエルアルト空港はなんと、世界で一番標高の高い海抜4,070mに位置します。エルアルト、とはスペイン語で「高い」を意味するのですが、納得笑。そこで、到着後すぐに高山病になることが予想されていたので、着陸30分前に高山病予防策として飲み慣れているバファリンを服用しました。個人差はあるのですが、標高2,500mを越えるあたりから高山病の症状が出る人がいます。主な症状は頭痛、吐き気、ひどいと意識が遠のく等。対処としては事前に高山病対策の薬(現地のソローチェという専用の薬や持ち合わせの痛みどめ)を服用する、100メートルでも200メートルでも低いところにいち早く移動する、酸素を吸入する、です。

 

 

ラパスエルアルト空港到着

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エルアルト空港には高山病対策用の救護室や酸素ボンベ完備されていました。人間の体は本当に上手くできていて1週間もすると高地順応してくるので、心配しすぎることはないです。またこうなることを事前によく理解して、驚かないことが大切です。ごくごく自然な体の反応です。ちなみには私は本当に環境の変化に鈍感で、高山病にひどく悩まされる、ということはありませんでした。どちらかというと、女性より男性陣の方が、苦しそうでした。そうそう、みんな大きなバックパックを持っていくと思うのですが、いきなり標高の高いところに着く場合、どっこいしょ!と勢いよく担ぐのは厳禁です!これをきっかけに高山病の症状がでること、よくあります。とにかく動きはスローに、落ち着いてゆっくり行動するのがよいです。また少しぼんやりしているところを狙ってくるスリなどもいるので、身の回りの荷物には要注意です。これは普段からの生活にも言えることですが!

 

 

ということでやっとボリビアに到着するまでをお伝えできたので、この先はボリビア国内のことや活動について触れていきます!ではでは^^