#025 青年海外協力隊出発準備 その⑥:心の準備編…イチ
もしかしたら今回の話題が一番重要かつ大変なことかもしれません。協力隊に参加を希望する人なら念願叶っての場合が多いので、出発前「どんな活動をしようか」とか「現地の友達を沢山作ろう」とか「現地語も上達してみせるぞ」などを中心に考えを膨らませるでしょう。
しかーし、帰国後の数年間を過ごしてみて、重要だったのは「最悪なケースを想定してみること」なのではないかと思っています。今思えば浮足立っていたので「(当時付き合っていた)恋人と別れることになってしまったら…」とか「帰国後の就職が上手くいかなかったら…」なんてことは考えもしませんでした。だってそんなこと、起こるはずなかったから!!ましてや自分に限って…。…でも起こるんです…!!時間も経てばその苦い経験や乗り越えたこと自体が自分の宝(いまの自分がある所以)なのですが、渦中だとそんな冷静な事ばかりも言ってられません。ということで2回シリーズで書いていきます。
そのイチ;恋人のこと
今だから断言できます。もし恋人を残して出発するなら、最悪別れてしまうことがあっても、嘆かないことです。そこでダメになるなら、それまでの関係だった訳で、次に進む勇気を持つ方が自分にとってプラスです。
私には大学1年で初めてお付き合いした方と社会人になってからも数年続いていて、日本に残したまま出発、帰国したら結婚かな~、なんて思ってました。それまでにも遠距離恋愛を案外上手くしていたし、周りも公認の仲だったし、任地からも電話や手紙などマメにしていた(つもりだった)し。帰国後にブレークダウンなんて夢にも思いませんでした。原因はおそらく、「なんとなく歯車が合わなくなってしまった」ということ。2年間を南米で暮らした私はスペイン語を話せるようになって、元々陽気な性格に拍車がかかりました。一方の彼は夢敗れ、思い描いていたのとはちょっと違う社会人生活をスタートしていました…ということでテンポがチグハグになってしまい、そこそこの時間がかかった上で終止符。人生初、恋破れた私はこの先しばらくの恋愛不毛期に突入。大人になっての初失恋、相当応えます。リカバリーの仕方が分からず途方に暮れました。寝ても起きても、上向いても下向いても涙が出るんです笑!ジムに通いまくって泣きながら無理やり運動しまくってるうちになんとか自分を取り戻してきましたが、臆病にもなり、「もう私は一生一人で強く生きていくんだぞ~。どうせ一人なんだし、だったら人のために役に立つ仕事をとことんするぞ~」と思うように笑(極端…)。そして次のブログで書きますが、紆余曲折を経て赤十字で働くことに。ま、その後自分らしく働き、イキイキとしているところで、夫と出会うことが出来たので人生捨てたものではありません!!夫がこれまたオモシロい人なので、いつか紹介しまーす。
ではでは。
オマケ:裏教訓;色んな恋愛は若いころにすべし
(女子中学、女子大出身の私にはなかなか機会のなかったことですが!)