35'S DAYS JAPOBOLIVIANA

青年海外協力隊生活@ボリビアで得たこと、帰国後の日本での生活・仕事ぶり、子育てのことなどについて気ままに書き綴ります!!

#008 青年海外協力隊への応募 その②:スケジュール

下記のようなポスターが電車やバスで見られるようになったら青年海外協力隊募集時期です!今日は実際の応募のことについて書いてみようと思います。

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よく仕事をしている方からも応募にかかる相談を受けることがあるので参考になればと思います。私の場合は運がよかった部分も多々あるのですが、実際には下記のようなスケジュール感で動きました。   

 

ー2005年3月:大学卒業

ー2005年4月:就職@大阪

ー2005年9月:2005年秋募集に応募、書類提出。

ー2005年11月:筆記試験を受験@京都

ー2006年1月:面接@東京(たまたま出張で東京に行く機会が重なり受験実現。)

ー2006年2月:合格通知の受取(派遣先がボリビアであること、出発時期記載あり)

ー2006年6月:前期末面談にて上長に協力隊参加と年末で退職希望の旨伝える。

ー2006年10~11月:4回に分けて親知らずの抜歯。(各翌日に有休取得)

ー2006年12月に1週間ほどの事前講義@東京(有休取得して参加)

ー2006年12月末:退職、引っ越し、諸手続き(役所、ハローワーク

ー2007年1月~:派遣前訓練@長野県駒ケ根研修所

ー2007年3月:派遣前訓練修了、派遣開始。

 

このスケジュール、結構つっこみどころがあると思います笑!

勝手にQ&Aを展開してみたいと思います。

 

Q1.就職してから受験までが短くない?!

⇒A1.はい、短いです笑。 

なかなか1回で合格できない、とも聞いていたので何度かチャレンジする覚悟で受験しました。自分は結婚もしたいし、でもその前に協力隊には参加したいし、ということで、就職後比較的早いタイミングでの受験でした。ビジネスのいろはを身に着ける意味で3年は最初の職場で働き、その後協力隊参加するというイメージでした。ありがたいことに受験1回でご縁があり、新卒で勤めた会社の在職期間は結果として1年9カ月とコンパクトに。ただし、これもまたありがたいことに、入社当初から色々な種類・レベルの仕事を任せてもらえていたので、短期間とは思えない経験が出来ており私としては納得の運びではありました。

 

Q2.合格から実際の参加までが長くない?

⇒A2.はい、長いです笑。 

これは人によって異なるのですが、私は合格してから参加までが長くかかっています。理由としては会社のジョブローテーションを考慮して合格時の条件を「年度初めに研修がありその後出発する隊次」に私の方で絞っていたからです。(協力隊は年に4回出発のタイミングがあります。)私の所属していた会社は年度初めの1月付で異動があるため、12月退職のみを考えていました。その前に退職して欠員を出して迷惑をかけたくなかったためです。無事に2007年1月か研修開始の平成18年3次隊に合格を頂け、会社側には次年度の配置を決める面談にて上長に退職希望を伝えました。周囲のモチベーションを考慮して私の退職が公になったのは12月になってからでしたが。 

 

 Q3.抜歯って?!

⇒A3.はい、協力隊参加のために親知らずを4本抜きました。 

実は私、条件付き合格でした。その条件とは『派遣前研修までに親知らずを全て抜くこと』でした笑。ビックリです。たしか2次試験には健康診断の一環で歯のレントゲン写真の提出があり、それを鑑みてのことのようです。派遣先で歯が痛む(しかもやっかいな親知らず)のリスクヘッジのためのようです。たしかに南米最貧国ともいわれるボリビアへの派遣合格通知で、保健医療の質はあまり期待できない先です。ましてや配属先は村なので、そこの医者に抜かれることは想像したくなく…事前に合格の条件として頂けて良かったです。ただし私の場合4本とも親知らずがあったので、戦略的に全てを抜く必要がありました。右上⇒左上⇒右下⇒左下というように全4回の抜歯に。当時会社では新人でしたので、沢山残っている有休消化はなかなか申し出にくいシチュエーションでしたが、親知らずの抜歯というエクスキューズでお休みがきちんと頂けたのでありがたいことです。(人前に出て話す仕事だったこともあり、腫れた顔での仕事がNGだったのです!)とにもかくにも、インフラの整わない地域・異文化の国への派遣なので健康第一です。健康診断が厳しいのはそのためである、ということは事前に知っておくとよいと思います。体は財産です!

  

Q4.ハローワークへなぜ?!

⇒A4.帰国後に失業保険の受給資格を延長して頂くための手続きに行きました。 

自己都合ではありますが、一定の基準を満たすと失業保険の受給資格が頂けます。我々の場合、日本政府のボランティア事業である青年海外協力隊に参加するために退職をしていることになるので、その旨地域のハローワークに退職時に申し出ておき、帰国後に再度伺うことで、待期期間なく受給開始になります。地域によっては過去に協力隊参加者の対応をしたことがなく、理解頂けるのに多少の時間を要することがある、と聞いたことがあるので、自分で協力隊事業のことを説明できるようになっておくのが得策かもしれません。この制度を活用できたこともあり、帰国後の進路を落ち着いて考えることが出来ました。

 

 Q5.派遣前訓練ってどんなものですか?

⇒A5.約3カ月の共同生活をしながら語学、地域、安全について学ぶ集中型研修です。 

研修のメインは派遣先の公用語の習得です。多くの時間がこの語学学習に当てられます。私の場合はスペイン語で、大学の第二外国でとっていたこともあり、既修者コースになってしまいレベルの高さに若干困惑した記憶があります。講師は派遣先国出身の方の場合が多く、私はスペイン語スペイン語で習いました。この研修にて日常生活がサバイバルできる程度までの語学習得をします。また多くの人がインフラの整わない開発途上国への派遣なので、生活の知恵や安全にかかるトレーニングも受けます。朝はラジオ体操とランニングから始まり、日中は語学漬け、空き時間も自主講座、10時には消灯。結構健康的な訓練期間でした。訓練修了後出発までがタイトだったこともあり、派遣先に必要そうな手洗いのしやすそうな服をユニクロのオンラインで購入したりもこの間にしました。 

 

そんな訳で、年末ぎりぎりまで大阪で働き、神奈川の実家へ引っ越し、1週間以内に長野にて派遣前研修が開始、という最後まで怒涛のスケジュールでしたが、時間余すことなく、うまく動けたと思っています。このあたりは家族の協力に感謝です。

 

長くなってしまいましたがこの辺で。

Chao! 

 

※協力隊への参加動機は下記前回の記事をご覧ください! 

micco35.hatenablog.com